2024年の夏の終わり、「猫化現象(ねこかげんしょう)」という言葉が急に話題になっています。
猫と言っても、いろんなイメージがありますよね。
そんな疑問に答えていきたいと思います。
「猫化現象」は、toktokで生まれた言葉だった!
出典:tiktok
「猫化現象」という言葉は、SNSのtiktokで、アカウント名zituhakennsyouaccountさんが、この言葉を流行らせたい!と投稿したことが起源のようです。
この投稿は、8月29日に投稿され、それからほどなく一気に拡散され、24万回以上の閲覧数16000以上の「いいね」がつくほどとなっています!
猫化現象とはこんな意味
出典:tiktok
zituhakennsyouaccountさんは、猫化現象の意味をこう書かれています。
約束をした日が近づくにつれてだんだんと憂鬱になったり面倒くさくなったりすること。
しかし行けば楽しめることが多い。
なんとなくイメージがわきやすいですね!
実際こんな状態になったことがある人も多いのではないでしょうか?
猫化現象の使い方一例
では実際、どのように活用すればいいのでしょうか?
猫化現象の使い方・例文紹介
約束をしてるのに、直前になって急にめんどくさくなったりってありますよね。
そんな時にこんな言葉が共通言語としてあれば、確かに便利そうです!
別の意味で猫化現象を使われているケースもある
Xなどを見てみると、最初の発信者の言う意味合いとはまた違った使い方をしている人もいるようです。
#さやかキャット #猫化現象 pic.twitter.com/G51pDiWLMD
— さらまんだ一 (@DNZrOrbN7o0P2Bd) September 6, 2024
流行中の「猫化現象」のタグで、AIによる猫化した女の子のイラストなどを投稿している人もいました。
出典:X
流行りの猫化現象をアカウント名に入れている人も多くいました。
猫化現象に関するネット上の反応
猫化現象という言葉に対して、ネットではこのような声がありました。
「猫化現象」賛成派の意見
「猫化現象」否定派の意見
ネットの意見まとめ
肯定派の意見をまとめるとこんな感じですね。
一方、イマイチ受け入れられない人の意見をまとめるといかのようになります。
猫化現象の使用上の注意
若者を中心に流行している「猫化現象」という言葉ですが、使う場面に気を付けた方がいいともいえるでしょう。
「猫化現象」を使っていい場面
友人同士で和やかに冗談を言い合ったりしているような状況で、軽く使う分には面白く、流行も取り入れられるので盛り上がりそうです。
「猫化現象」を使わない方がいい場面
仕事中や、話す相手が目上の人の場合は、軽々しく使わない方がよさそうです。
予定が面倒になったという一時的な感情は、本来ネガティブな感情であり、仕事で猫化現象などの言葉を使うことで、職場全体の士気が下がる、信用を失うなどのリスクも考えられます。
また、こういった流行語は、SNSなどを頻繁に利用する若者の間で急速に拡散される傾向があり、思った以上には目上の人の間では認知されていないというケースも多々あります。
これは常識的にもよろしくないですね。多くの人が一度は経験したことがあるであろう猫化現象ですが、約束を断る理由に使えるかどうかはまた別問題と考えておいた方がいいでしょう。
猫化現象の意味と似た類似語「サザエさん症候群」
出典:フジテレビ
皆さんは、「サザエさん症候群」という言葉を聞いたことはありますか?
明日から始まる仕事を思って、日曜の夕方から憂鬱な気分になること
日曜日の夕方にサザエさんの放送があることが由来です。
この時間になると、確かにまた始まる1週間を思って憂鬱になる人もいますよね。
この言葉は、昭和時代からよく使われている言葉で、同じ意味の言葉に「ブルーマンデー症候群」があります。
広い意味ではこれらも「猫化現象」のうちかなと思います。
ただ、「実際に行ってみれば楽しい」かどうかは、人によって違いそうですね。
初音ミクの曲にも猫化現象というものがあった
出典:you tube
2023年12月7日に、初音ミクが「猫化現象Lv.100」という曲を発表しています。
この曲の中での「猫化」のイメージは、甘えたがりで気分屋、自由奔放な女の子のようです。
この曲は、今回の「猫化現象」の意味合いとはまた違うもので、発表当時はこのような意味での流行はしてはいませんでした。
もしかしたら、流行語発案者のzituhakennsyouaccountさんは、この曲のことを知っていて、言葉の響きとして頭の中に残っていたかもしれません。
猫化現象の意味・使い方まとめ
いかがだったでしょうか?
猫化現象という言葉がtiktokで発信されてから2週間ほどで、アラフォーの私も認知するほどの爆発的な広がりようを見せています。
- 猫化現象のような感情の変化はよくあること
- それを表す言葉か今までなかった
- 約束相手のことを考えると公にもしにくい感情だった
このような理由から流行ったのではないかと思われます。
しかし、新しい流行語で使ってみたくもなりますがあまりに乱用すると信用を損ねかねません。
ドタキャンしていい理由に使うのではなく、友人とリラックスした楽しい会話の中で使うなど、相手に配慮して楽しめるといいですね!