2024年8月24日、Xにネガティブな意思表示をするための「嫌いボタン」が実装されるという情報が流れました。
「嫌いボタン」がトレンドに入るほど物議を醸しています。
噂は本当なのでしょうか?
この記事では、嫌いボタンに対するネット民の反応や、嫌いボタンが実装されることによって起こりうることを予想していきます。
Xで嫌いボタンが実装されるのは事実?事の発端はイーロンマスクのツイートだった
今現在、事実として嫌いボタンが実装されると報じた情報は見つかりませんでした。
しかし、8月24日の日本時間の午前7時頃、XのオーナーでありCTOのイーロンマスク氏が、以下のようなツイートをしています。
Be honest!
Do you think X should add a dislike button?
A. Yes
B. No pic.twitter.com/4R2nBKMdS3
— Elon Musk – Parody (@ElonMuskOde) August 23, 2024
出典:X
イーロンマスク氏は、「正直に答えてください。Xに嫌いボタンを実装すべきだと思いますか?」と、Xユーザーに問いかけたのです。
親指を立てて下に向ける手のアイコンの画像付きで、なかなか衝撃的です。
このツイートが拡散し、噂の発端となったようです。
Xに嫌いボタンが実装されることへのネットの反応
Xに嫌いボタン実装に賛成派
賛成派の意見はほぼありませんでした。
しかし、このような意見もありました。
つまり、「いいね」以外の選択肢が生まれるということに関してはありだという意見ですね。
実際「いいね」しかリアクションボタンがないことへの提案も見受けられたので、後ほど紹介します。
Xに嫌いボタン実装に反対派
ほとんどの方が反対意見でした。
嫌いボタンの代替案を提案する声も
悲しい出来事などの投稿には「いいね」はつけにくく、でも、共感や励ましを伝えたいときに、もっと選びしろがあればいいのにと感じたことがある方も少なくないでしょう。
私もこれらの意見には納得です。
Xに嫌いボタンが実装されたらどうなるのか
嫌いボタンが実装された場合、どのような影響があるのでしょう?
インプレッションゾンビ(インプレゾンビ)とは、インプレッション(閲覧回数)を増やして広告収入を得るため、話題のワードを含んだ無意味な投稿を繰り返したり、バズった投稿に大量に返信するような迷惑アカウントのことです。
嫌いボタンはリツイート(ある記事を引用して再投稿すること)にのみつけられるという噂も出ています。
そのため、Xの運営者側は、このような迷惑アカウントの撲滅を目的に、嫌いボタンの実装を検討しているとの声もあります。
これに関しては、逆に誹謗中傷が増えるという声も多く、なんとも言えないところです。
悪意のあるコメントに「嫌い」がたくさんつけば、そういった迷惑コメントが減るとも受け取れます。
しかし、これは使われ方次第で諸刃の刃にになりそうです。
イーロンマスクがXを買収後、Xのアクティブユーザーの減少率は、ほかのSNSを大きく引き離し、22.9%もあったとBusuness+ITでは伝えています。
今回もまた、イーロンマスク氏の言動によって波紋が広がっていることを見ても、このような意見は当然のように思えます。
これは先ほどとは反対意見です。
2024年のパリオリンピックなどでは、SNSでの誹謗中傷が社会問題化し、IOCからそういった投稿を控えるようにとの声明も出されたほどです。
選手の中には、素行や試合結果など、誤解も含めて多くの誹謗中傷が起こり、嫌いボタンはそれを助長するのではとの心配も出ています。
Xに嫌いボタンが実装される?まとめ
嫌いボタンが実装させるというのは、イーロンマスク氏のツイートから発せられた噂で、今現在、実現するという情報は出ていません。
また、この情報に対してはほとんどの方が猛反発しています。
インプレッションゾンビなどの迷惑アカウントの減少につながるという期待もあるようです。
しかし、それ以上に誹謗中傷が助長されたり、嫌いボタンにより傷つく人が増えるとの声が圧倒的に多かったです。
いちXユーザーとしても、この話題を耳にしたときは絶望感しかなかったです。
誰かが幸せになる可能性のあるサービスを追加してほしいですね。